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開発
Story

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モーター・チェック・アップの誕生

この独創的なアイデアは、どのように生まれたのですか?という質問をよく受けます。

 

ある日、ロースト肉の脂や肉汁を洗浄するデモンストレーションを見ていて、1つのアイディアが閃きました。それを形にして特許を取りたかったのですが、中々その機会がありませんでした。

 

その後、私はこの閃きのアイディアの効果原理を利用して何か別のことに応用できないかと考え続け、数年かかって「医者が患者の血液を調べるように、モーターオイルを利用してモーターの内部を調べる」というモーター・チェック・アップの基本的なアイディアが誕生しました。

簡単なことのように聞こえますが、開発から製品安全試験の申請までに約6年の歳月を要しました。まずは適切な紙を探すことからです。
 

約150日間、研究室にこもって正しい解決策を探す日々が始まりました。様々な方法を考え試しているうちに正解が見えてきました。過去にマーケティングとコミュニケーションを学んだ際に印刷と紙について多くの知識を得ていたこともあり、解決策はシンプルだった。

 

特許申請と審査が続き、プロモーションを掛けて製品販売して行くはずだった企業とも問題が生じて行きました。

 

今日、私は強力で誠実な多くのパートナーと一緒に仕事ができることを誇りに思っています。その数は年々増え続け、成功すればするほど新しい用途や市場が生まれています。そして、開発過程に於いても更に新しい画期的な発見がありました。

 

振り返ると、成功の転機は製品を専門家に紹介していったことからです。勿論、大きな売上には繋がりませんでしたが製品の評価は高まりました。

現在、モーター・チェック・アップは、様々な分野の専門家や組合で信頼できる高速な診断として使用されています。そして、裁判でも十分に通用するレベルになってきています。

MOTORcheckUP GmbH

​CEO

ゲルト・ホーストマイヤー博士

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Dr. Gert Horstmeyer
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Car AC

MCUの技術について

自動車専門家 フランツ・ハーグ氏 (Franz Haag)

エンジンオイルは、潤滑、摩耗防止、摩擦低減、密封、腐食防止、エンジンの清浄維持、酸性燃焼生成物の中和のために使用されます。そしてMCUは、実験室で多大な労力を費やすことなくエンジンの状態について初期診断を導き出すことができる分析方法です。

MCUのプロセスは、「クロマトグラフィー」の原理に基づいています。

クロマトグラフィーとは、固定相と移動相の間に個々の成分を分散させることで、混合物を分離する化学の手法です。この原理は、1901年にロシアの植物学者ミハイル・セムジョノヴィッチ・ズヴェートによって初めて報告され、化学分析において、混合物をできるだけ均一な成分に分離し、同定や定量を行うための方法です。

ホーストマイヤー博士は、これをエンジンオイル分析に応用してMCUを開発し、特許取得しました。

アイドリング中またはアイドリング直後のエンジンオイルを採取し、MCU分析サンプルカードのクロマトグラフィーの試薬部分に滴下して分析サンプルを作成します。

分析診断レポートで、すす、汚れ、金属の摩耗、経年変化、水分量、燃料の含有量について説明することができ、これにより本当のエンジンの状態を認識し、対応について結論を導き出すことができます。

顕微鏡を使用する科学者
コンピュータ科学者

精度99%について  TÜV認証

MCU分析サンプルカードに滴下された、わずか1滴のエンジンオイルから、自動車専門家のフランツ・ハーグ氏が述べるように、エンジンそのものの状態を示すエンジンオイルの状態、すす汚れ金属の摩耗経年変化水分量燃料の含有量正確に分析することができます。

 

これらの分析結果は、エンジンの実際の状態を診断する上で非常に重要な要素で、例えば漏れた燃料の含有量からピストンリングの状態が分かります。

TÜV認証の過程では、エンジンオイルのMCUによる分析結果と複数のラボでの分析結果の一致、その分析結果から導き出される診断と実際のエンジンの状態についての一致について検証されました。

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